kodomonokango.com 子どもの痛みのプロファイル
Paediatric Pain Profileの目標
  • 子どもの痛み行動反応の説明と記録を容易にします
  • 子どもの痛みと治療の効果を簡単に管理できるようにします
  • 子どもの痛みに関する心配事を専門家に伝えやすくします

子どもの痛みのプロファイル
~子どもの痛みを理解する為の評価ツール~

子どもの痛みのプロファイル(paediatric pain profile 日本語版)は、重症心身障害など言葉で伝えることができない子ども達の痛みを、子どもの動きや姿勢、発声、表情の変化などで捉える事ができるよう、痛みを評価するツールです。これは、英国の研究者Anne Huntらによって開発されたツールです。

子どもの痛みのプロファイルは自由にダウンロード・ご使用いただけます。子どものケアや調査のためにお役立ていただけましたら幸いです。(ただし、研究で使用する場合は、冊子最後のページに記載されている連絡先までお知らせください。)

Paediatric Pain Profileとは

information

Pain Profile日本語版の解説書です。ご使用になる前に必ずお読みください。

痛みの評価シート付録

痛みの評価シート

付録
痛みの履歴

痛みの履歴

P.3

このページでは、子どもの痛みの履歴についてお尋ねします。手術や怪我による痛み、または病気や障害が原因で発生した痛みについて、子どもの経験を書くためのスペースです。 子どもに起こりやすい痛みの原因や、その痛みにどのように対処したかを知ることは、現在の痛みの管理方法を導くのに役立ちます。

ベースラインアセスメント

ベースラインアセスメント

P.4~10

このページでは、1)良い状態であるとき、2)現在または繰り返す痛みがあるときについて、子どもの行動反応をツールで評価して記録します。子どもの痛み行動反応を観察し、ツールの項目ごとに、その程度(頻度)に合った数字を選び、丸を付けます。 シートは3枚あり、痛みの原因(A・B・C)ごとに記録できます。丸で囲んだ数字を右側の列に転記し、合計点を算出します。

サマリーグラフ

サマリーグラフ

P.11

ベースラインのスコアと痛みの種類別スコアを記載することで、どの痛みが子どもにとって大きな苦痛となりやすいのかを理解することができます。また今後、痛み行動反応が認められた時に痛みの原因を予測することができます。

痛みを評価する

痛みを評価する

P.12

痛みのプロファイル - 継続的な痛みの評価シートを使用して、いつでも自分に合った評価を行うことができます。たとえば、子どもの行動を記録する必要がある場合や治療に対する子どもの反応を監視している場合などです。(スコアは、要約グラフや評価、介入および結果のページに転記できます。)

評価、介入、結果

評価→介入→結果

P.13

このシートは、子どもの痛みをやわらげるためにとられた行動を説明することができます。 多くの場合、介入後にプロファイルを再度使用して、その介入が痛みをやわらげるのに効果的であったかどうかを確認して記録します。

子どもの痛みについてチームで検討する

子どもの痛みについてチームで検討する

P.14

いくつかの痛みは非常にやっかいで、やわらげるのが難しい場合があります。 やっかいな痛みは、医師または他の医療専門家に相談することをお勧めします。